青葉台のヴァイオリン教室 カデンツァ ブログ

上達していくには~小さなお子様をお持ちの保護者の方へ~




ヴァイオリンを習う目的、どう習っていきたいかは人それぞれ、家庭により違うと思います。
ただ、折角習うのですし、上達して好きな曲、早く色んな曲を楽しく弾けるようになれると良いな、とお考えでしたら是非、考えて頂きたいことがあります。

ご家庭での練習についてです。
小さなお子様がヴァイオリンを始められたとき、上達のカギを握っているのはご家庭での練習になります。
レッスンだけ受けていても、残念ながら上達は中々しません。良い練習を積み重ねていく、レッスンで改善していく、レッスンで学んだことを練習をする、その繰り返しが上達する一番の早道です。近道はありません。

始めて最初の内は知らないことが多くて覚えるのも大変です。楽しくレッスンを進めていきたいと思いますが、小さなお子様お一人では覚えきるのが難しい量、ものをやっていくことになると思います。また、始めたばかりでは練習の仕方も分かりません。
小さいお子様は非常に吸収が早いです。また、忘れてしまうのも早いです。
レッスンを受けるだけでは習ったことをどんどん忘れてしまい、非常にもったいないです。
吸収が早いうちの練習は大人からは考えられない程上達が早いです。柔軟に対応もできます。癖も早めに直すことができます。

そこで保護者の方には是非、可能な範囲でレッスンに同席し、またお家で練習に付き合ってあげて欲しい、と考えております。
最初から毎日長時間でなくて構いません。まずは生活の中に「ヴァイオリンを弾く時間」を組み込んでいけるよう、声を掛けてあげてください。5分、10分からで構いません。
出来る範囲から始めてください。

ヴァイオリン、音楽をすることでとても大事なことが「良く聴くこと」です。自身で良く聴くことで耳が育っていきます。良い耳になると色々なことに気付きます。音程、音質、リズム、、、様々な事を同時に感じ、考えられるようになり、音楽のイメージも膨らむようになります。

しかし、最初は「聴き方」も分かりません。音程が悪くても、自分では気付かなかったりします。それは才能が無いからではなく、知らないからです。誰でも(よっぽどの天才以外は)皆そうです。人に聴いてもらい、教えてもらうことで少しずつ学んでいきます。
保護者の方には、是非ご家庭でお子様の音、音楽を聴き、直すところを教えてあげて欲しいと思っております。そのことで、上達のスピードが全然違ってくるからです。(人によって上達速度、タイミングは違います。焦る必要はないです。)

耳が育ち、ヴァイオリンにも慣れてくると、段々自分でも直す所に気付いてくるようになります。一人での練習が出来るようになります。
練習が出来るようになると出来ることが増え、グッと上達します。弾ける曲が増え、どんどん楽しくなります。

出来るだけお子様の練習に付き合ってあげられること、良い練習を積み重ねていくことで、必ず上達します。お子様が色んな曲を楽しんで弾けるようになります。
お忙しかったり、事情があるかとは思いますが、是非とも可能な範囲で是非お子様に協力してあげてください。

また、ご家庭でのお子様の練習の付き合い方など、疑問や気が付いたことがありましたらお気軽にご相談下さい。ご一緒に考えて解決していきましょう。